巡業で「ちびっこ相撲」一時休止 芝田山広報部長「安全第一で物事を進めていかないと」

[ 2018年4月28日 15:25 ]

臨時理事会へ向かう日本相撲協会の芝田山広報部長
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 日本相撲協会は28日、両国国技館で臨時理事会を開き、巡業での「ちびっこ相撲」を一時休止すると決めた。

 取材に対応した芝田山広報部長(55=元横綱・大乃国)は「安全第一で物事を進めていかないといけない。児童が大勢土俵に上がると児童同士でのケガも考えられる」と説明。宝塚市、静岡市などの巡業で女の子の参加を断ったことが問題となったが、4月の巡業では男の子のケガも報告されている。「いまの状況では危険性がある。議論が煮詰まらないことに再開は難しい」と話した。

 また、4日の舞鶴市での巡業中には多々見良三市長(67)が土俵上でのあいさつ中に倒れ、救助に向かった女性に土俵から下りるようアナウンスしたことも問題視された。これについて、八角理事長(54=元横綱・北勝海)は「人の命にかかわる状況は例外中の例外です。深く反省しております。二度と起こさないよう、協会員一同、改めてまいります」とコメントした。

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