ロケッツ連勝 ハーデン不調もポールが奮起 ティンバーウルブスに快勝

[ 2018年4月19日 15:08 ]

ハーデンとプレーを確認するロケッツのポール(右=AP)
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 NBA西地区1位でリーグ最高勝率を収めてポストシーズンに駒を進めたロケッツは18日、地元ヒューストンで8位ティンバーウルブスに102―82(前半55―40)で勝って1回戦のホームゲームで2戦2勝。第3Qまでに22点差をつけて楽々と逃げ切った。

 第1戦で44得点を挙げたジェームズ・ハーデン(28)は、放った18本のフィールドゴール(FG)のうち2本しか決められず12得点と不調。3点シュートも7本中1本の成功にとどまった。しかしバックコートでコンビを組むクリス・ポール(32)が30分の出場で27得点、8アシスト、3スティールと活躍。ベンチから出たジェラルド・グリーン(32)は26分で3点シュートを12本中5本成功させ、37―17と圧倒した第2Qでは4本の“長距離砲”をサク裂させてハーデンの穴を埋めた。

 ロケッツはプレーオフ記録となる52本の3点シュートを放ち、このうち16本を成功。第1戦ではハーデン以外の選手が不調だったが、第2戦では不調のハーデンを全員でカバーするとというまったく違った内容の勝利となった。

 ティンバーウルブスは球宴に出場したセンターのカールアンソニー・タウンズ(22)が不振。24分の出場で5得点と10リバウンドに終わり、第3Qの5分でベンチに下がったあとはコートに復帰しなかった。今季は21・3得点と12・3リバウンドをマークし、リーグ最多となる68回のダブルダブルを達成しているが、15日の第1戦でも8得点と12リバウンド。レギュラーシーズンでわずか2回しかなかった一ケタ得点を、プレーオフに入って2試合連続で記録してしまった。

 チームリーダーのジミー・バトラー(28)も25分で11得点と存在感を示せないままに試合終了。2004年5月29日のレイカーズ戦(西地区決勝第5戦)以来となるプレーオフでの勝利は、21日に地元ミネアポリスで行われる第3戦以降に持ち越された。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=ロケッツ(36・5%)、ティンバーウルブス(38・8%)

 ▼3点シュート成功率=ロケッツ(30・8%)、ティンバーウルブス(27・8%)

 ▼FT成功率=ロケッツ(76・2%)、ティンバーウルブス(71・4%)

 ▼リバウンド=ロケッツ(54)、ティンバーウルブス(52)

 ▼アシスト=ロケッツ(22)、ティンバーウルブス(15)

 ▼ターンオーバー=ロケッツ(9)、ティンバーウルブス(16)

 ▼速攻ポイント=ロケッツ(8)、ティンバーウルブス(8)

 ▼ペイント内ポイント=ロケッツ(36)、ティンバーウルブス(46)

 ▼ベンチスコア=ロケッツ(34)、ティンバーウルブス(37)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=ポール(ロケッツ=27)、ビエリーツァ(ティンバーウルブス=16)

 ▼チーム最多リバウンド=カペラ(ロケッツ=16)、タウンズ(ティンバーウルブス=10)

 ▼チーム最多アシスト=ポール(ロケッツ=8)、ウィギンス、ジョーンズ(ティンバーウルブス=3)

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