スパーズ・ポポビッチ監督のエリン夫人が死去 67歳 プレーオフ出場中のチームに衝撃

[ 2018年4月19日 12:19 ]

エリン夫人が死去したスパーズのポポビッチ監督(AP)
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 NBAスパーズで1996年から陣頭指揮を執り、5度のファイナル制覇を達成しているグレグ・ポポビッチ監督(69)のエリン夫人が死去。18日にチームが発表したもので、同夫人は長年にわたって闘病生活を送っていたが、死因などの詳細は明らかにされていない。

 ポポビッチ監督は空軍士官学校でアシスタントコーチを務めているとき、トレーナーを務めていたジム・コンボイ氏の娘だったエリン夫人と出会い結婚。現在は2人の子供と2人の孫がいる。

 スパーズは現在、西地区プレーオフ1回戦に出場中で、ここまでウォリアーズに2戦2敗。19日(日本時間20日)に地元サンアントニオ(テキサス州)で第3戦を行うことになっている。

 スパーズのR・C・ビュフォードGM(58)は「彼女(エリン夫人)は強くて知的で素晴らしい女性。私たちに愛とユーモアを与え支えてくれました。心よりお悔やみ申し上げます」という追悼コメントを発表。プレーオフで対戦しているウォリアーズのケビン・デュラント(29)は「ポップ(ポポビッチ監督の愛称)にNBAのファミリーすべてが支えになることを伝えたい。世の中には試合よりも大切なことがある。こんな訃報を聞くのはとてもつらい」と複雑な胸の内を吐露していた。

 またこの日、クリーブランドで試合を行ったキャバリアーズのレブロン・ジェームズ(33)もテレビのインタビューで「自分はポップのファン。NBAではチームの選手としてみんな一丸となって戦っているが、このようなことが起きると、もっと大事なものが見えてくる」と神妙な面持ちで語っていた。

 なおポポビッチ監督は2019年のW杯(中国開催)と2020年の東京五輪では米国代表を率いることになっている。

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2018年4月19日のニュース