菊池彩花が引退表明 平昌団体追い抜きで金「やりきった」

[ 2018年4月8日 15:26 ]

 平昌冬季五輪のスピードスケート女子団体追い抜きで金メダル獲得に貢献した菊池彩花(富士急)が8日、山梨県富士吉田市で開かれた所属先の報告会で現役引退を表明した。報告会後の記者会見で「やりきった気持ちが大きい」とすがすがしい表情で語った。今後は同社に籍を置いたまま指導者を目指す意向。

 30歳の菊池は女子中長距離の中心選手として活躍し、2014年ソチ冬季五輪と合わせ2大会連続出場。右脚の腱などを断裂する16年夏の大けがから復活し、平昌五輪で快挙の一員となった。「けがをしたときは五輪に出ることも、金メダルも考えられなかったが、それを成し遂げることができた」と満足感を口にした。

 日本スケート連盟の橋本聖子会長は「女性のトップ指導者として活躍してほしい」とエールを送った。富士急所属で五輪2大会連続出場の25歳、押切美沙紀は現役続行の意思を表明した。

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2018年4月8日のニュース