【告発文骨子】被害者の主張反映されず 職務義務違反ないのに理事解任…

[ 2018年3月10日 05:30 ]

貴乃花親方 相撲協会を告発

 【貴乃花親方 告発文の骨子】

 (1)傷害事件の調査について 日本相撲協会が危機管理委員会を通じて行った調査は、第三者によるものではない。被害者の同意を得ずに診断内容を入手し報道機関に公表したり、被害者の主張を聞く前に中間報告を行ったりした。最終報告も重要な点で被害者の主張が反映されていない。

 (2)理事解任について 理事解任理由とされたこと(調査への非協力的態度など)は法的に解任事由に相当する職務義務違反にはあたらない。評議員会は弁明の機会も与えないまま、理事解任という重大行為におよんだ。

 (3)結論 (1)、(2)ともに日本相撲協会が各組織の適切な運営を確保できていない証拠。監督権限を有する委員会に立ち入り検査、質問および適切な是正措置を求める勧告をしてもらいたい。

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2018年3月10日のニュース