高校総体男子剣道 前例ない引き分け再試合、50分戦って決着つかず

[ 2017年8月10日 23:56 ]

 10日に仙台市のカメイアリーナ仙台で行われた全国高校総合体育大会(インターハイ)の剣道男子個人で岩切勇磨選手(熊本・九州学院)と林拓郎選手(宮崎・高千穂)の4回戦が異例の引き分け再試合になった。延長戦を含めて試合時間が50分20秒に及んでも決着がつかず、関係者によるとインターハイで引き分け再試合は前例がないという。11日に再試合を実施する。

 両選手が1本を奪えずに4分が経過し、延長に突入した。「延長戦の試合時間は勝敗が決するまで継続する」ルールでともに譲らず、3度の休憩や竹刀の交換などの時間を含めると約1時間20分も要した。両選手の疲労度や健康面を考慮して審判長が再試合を決め、関係者は「会場全体が固唾をのんでいた。再試合が決まったときはみんなが拍手で両選手の健闘をたたえていた」と話した。

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2017年8月10日のニュース