宇津木ジャパン 世界一へ小刻み継投導入 8月ソフト女子JC

[ 2017年6月28日 05:30 ]

記者会見でポーズをとる、ソフトボール日本代表の(左から)勝股美咲、山田恵里、宇津木麗華監督、上野由岐子
Photo By 共同

 8月に群馬県高崎市で開催されるソフトボール女子の国際大会「ジャパンカップ」(スポニチ後援)の記者会見が27日、都内で開かれた。10回目の記念大会は日本、米国、カナダ、オーストラリアの世界上位4カ国が集結。最高レベルの大会に向け、宇津木麗華監督は「新しいことを試したい」と話し、投手陣を打線に組み込む新戦術投入を示唆した。

 先発選手が交代しても一度だけ再出場が可能なのがソフトのルール。だが、守備位置を兼ねることもできるDP(指名選手)で打順に名前を連ねれば、守備変更として何度でも登板できる。指揮官は投手陣に打撃練習時間をつくっていることも明かした。

 ワンポイントを含めた継投が狙いだが、昨季日本リーグで最多勝投手でありながら本塁打、打点の2冠を獲得した藤田倭(26=太陽誘電)らタレントはそろう。09年には日本リーグで打撃にも挑戦した上野は「面白い継投ができるかも」とやる気満々だった。

 ▼指名選手(DP) ベンチ入り人数の少ない(五輪15人、世界選手権17人)ソフトボール独特の制度。打撃専門の指名打者(DH)と同じで先発時の打順を変えることはできないが、試合中に守備を兼ねることができる。また、最初から打順に入っていない守備専門選手(FP)以外のポジションに就くことも可能。守備位置がなくなった選手は打撃専門選手(OPO)と呼ばれる。この交代は通常の守備変更扱いで、何度でも繰り返すことができる。

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2017年6月28日のニュース