高安 初の1人出稽古 気迫で驚かせた「横綱の顔面ボコボコ張って…」

[ 2017年5月4日 13:43 ]

時津風部屋の朝稽古で鶴竜(左)と対戦する高安
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 大相撲関脇・高安(27=田子ノ浦部屋)が4日、初めて1人で出稽古を行った。東京都墨田区にある時津風部屋に初めて足を踏み入れ、同じく出稽古に訪れていた横綱・鶴竜(31=井筒部屋)らと相撲を取り「横綱来ると聞いたので、やはりいい機会でしたね」と充実の汗を拭った。

 手負いの兄弟子の稀勢の里(30=田子ノ浦部屋)は関取衆との稽古を控えて、若い衆を相手にしている。普段であれば兄弟子と相撲を取って本場所に向けて調整していくが「そういう展開になっていますから。部屋でできないから」。夏場所(14日初日、両国国技館)は2度目の大関獲りに挑む重要な場所。それだけに、二所ノ関一門以外でもホープの正代らがいる部屋に出向いて実戦感覚を養った。

 高安の稽古を見ていた小柳改め豊山(23=時津風部屋)は「横綱(鶴竜)の顔面ボコボコ張って、凄いなと思った」と気迫あふれる稽古に驚きながらも、「土俵上がったら相手関係ない」とうなずいていた。

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2017年5月4日のニュース