内村 アシックスと「挑戦」 体操初プロ転向後スポンサー第1号

[ 2016年12月22日 05:30 ]

アシックスジャパンとの契約を発表し、筆で「挑戦」と書く内村
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 リオデジャネイロ五輪の体操男子で団体総合と個人総合の2冠を達成し、今月から体操界初のプロ選手となった内村航平(27)が21日、都内で会見し、大手スポーツ用品メーカーのアシックスジャパンとアドバイザリースタッフ契約を結んだことが発表された。同社との契約は今月1日からで、プロ転向後のスポンサー第1号となる。

 小学生以来という毛筆で、内村が書いた抱負は「挑戦」の2文字。「新しいことに挑戦していくし、東京五輪に向けても挑戦していくので、この文字がピッタリ」。プロ初戦の全日本選手権(17年4月)に向け、同社と競技用ユニホームの打ち合わせも開始。これまで日本代表でもコナミでも赤が基調だったが、「他のところが使っていない色を取り入れて、試合に出た時にインパクトを与えられれば」と“どや顔”で話した。

 練習拠点を味の素ナショナルトレーニングセンターに移し、年末には佐藤寛朗コーチも合流。信頼する今井聖晃トレーナーもサポートを継続する。プロとして描く理想は、テニスの錦織圭と競泳の北島康介さん。「スーパースターとして、あがめられている。そういう領域までいきたい」。内村航平という名前だけでなく、体操をもっとメジャーに−−。キングの挑戦が始まった。

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2016年12月22日のニュース