羽生インフルで全日本選手権欠場 世界フィギュアは代表確実

[ 2016年12月22日 05:30 ]

全日本選手権を欠場することになった羽生結弦
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 日本スケート連盟は21日、フィギュアスケート男子で2014年ソチ五輪金メダリストの羽生結弦(22=ANA)がインフルエンザのため、22日に開幕する全日本選手権(大阪・東和薬品ラクタブドーム)を欠場すると発表した。

 GPファイナルで史上初の4連覇を達成して、13日にフランス・マルセイユから帰国した羽生は15日にインフルエンザを発症。その後に咽頭炎を併発し、発熱が続いているという。今後も約1週間の安静と治療が必要と診断された。5連覇が懸かった国内最高峰の大会を欠場することになった羽生は、日本連盟を通じて「皆さま、ご心配とご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありません。今は安静加療に専念し、体調をしっかり戻していきたいと思っております」とコメントした。

 全日本選手権は来年3、4月の世界選手権(フィンランド・ヘルシンキ)の最終選考会となっている。代表になるには全日本選手権出場が必須だが、「ケガ等のやむを得ない理由」がある場合はその限りではない。インフルエンザで全日本選手権を欠場することになった羽生は今季のGPファイナルに出場して既に選考対象となっており、世界選手権の代表入りはほぼ確実だ。

 超高難度のプログラムで臨む今季の羽生は、左足甲のじん帯損傷により4月から2カ月氷に立てなかった影響もあり、まだノーミスの演技がない。「今季の後半には完成させたい」と話していただけに、一日も早い復帰が望まれる。

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2016年12月22日のニュース