リオ金・田知本、現役続行 増地監督「道着で畳に上がり気持ちが沸いてきた」

[ 2016年11月30日 10:26 ]

リオ五輪柔道女子70キロ級で金メダルを獲得した田知本遥
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 柔道のリオ五輪柔道女子70キロ級金メダルの田知本遥(26=ALSOK)が現役を続行することになった。30日に東京都文京区の講道館で行われたグランドスラム東京(2~4日、東京体育館)に向けた代表合宿で、女子代表の増地克之監督が明らかにした。

 田知本は2度目の五輪出場となったリオ五輪で、ノーシードから勝ち上がり、柔道女子唯一の金メダルを獲得した。その後は「日々、体と心と相談している状態」と進退を保留していた。これまでは復帰までの期限を定めていなかったが、24日に増地監督に1年間休養することを報告したという。来年の世界選手権出場は見送り、同11月の講道館杯からの復帰を目指すことになる。

 増地監督は「いろいろな行事があって練習もできず、今後どうしたらいいか本人も迷っていたようだ。最近になって道着を着て、畳に上がったことで、柔道をしたいという気持ちが沸いてきたんじゃないか」と本人の心境を代弁した。

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2016年11月30日のニュース