98キロ差!関取最軽量114キロの石浦 212キロ逸ノ城投げた

[ 2016年11月18日 05:30 ]

大相撲九州場所5日目 ( 2016年11月17日    福岡国際センター )

関取最重量の逸ノ城(左)を下手投げで破る関取最軽量の石浦

 公式体重で関取最軽量114キロの石浦が関取最重量212キロの逸ノ城を圧倒した。立ち合いから低く攻めて左を差すと“98キロ差”をものともせずに下手投げ。2日目から4連勝の新入幕は「場所前は一番も勝てないのではと不安もあったが、しっかり自分の相撲を取れば、相撲を取らせてもらえる」と幕内でも通用することを実感している。 5日目取組結果

 12年8月に角界入りを決意し留学先のオーストラリアから帰国。そこから宮城野部屋に入門する同年12月半ばまで父が監督を務める母校・鳥取城北高校の土俵で「一日中稽古した」。その際に毎日胸を合わせたのが当時高校3年の逸ノ城だった。当時は「10番やって1番勝てるか勝てないか」と実力差はあったが、同じ幕内となった今は「稽古して強くなったと信じている」と胸を張る。白鵬の露払いを務める26歳。90年代の土俵を彩った舞の海や智乃花のような“小兵旋風”を巻き起こす可能性は大だ。

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2016年11月18日のニュース