レイカーズ 白星発進 OBのウォルトン新監督 初陣飾る

[ 2016年10月27日 16:03 ]

25得点をマークしたレイカーズのクラークソン (AP)
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 開幕2日目を迎えたNBAは26日に各地で10試合を行い、レイカーズは地元ロサンゼルスでロケッツを120―114(前半63―71)で退けて白星発進。引退したコービー・ブライアント(38歳)がいない開幕戦は21年ぶりとなったが、元レイカーズOBでもあるルーク・ウォルトン新監督(36歳)は初陣を勝利で飾った。

 ウォリアーズのアシスタントコーチから古巣で初めて指揮官に昇格したウォルトン監督はアップテンポな試合運びを徹底させ、オフェンス主導で昨季17勝65敗に終わったチームを改革。昨季まで先発していたガードのジョーダン・クラークソン(24歳)をシックスマンで起用したがこれが功を奏した。

 ベンチから出たクラークソンは25分の出場時間でチーム最多の25得点をマークし、勝負どころの第4Qには12得点を集中。ディアンジェロ・ラッセル(20歳)が20得点、ジュリアス・ランドル(24歳)も18得点を稼ぐなど若手の押し上げと奮闘もあって、前評判では“格上”と見られていたロケッツに対して第4Qでは30―18と圧倒した。

 ロケッツはポイントガード役を務めているジェームズ・ハーデン(27歳)が37分出場して34得点と自己最多の17アシストをマーク。しかし得意の3点シュートは7本中1本しか決まらなかった。

 ペリカンズのフォワード、アンソニー・デービス(23歳)は地元ニューオーリンズでの開幕戦(対ナゲッツ)で41分出場し、50得点、16リバウンド、7スティール、4ブロックショットとフル回転。しかし試合は102―107(前半48―60)でナゲッツに敗れた。

 ナゲッツはセンターのユスフ・ナーキッチ(22歳)が23得点と9リバウンドをマーク。デービス以外の選手を抑えこんで勝利をものにした。

 ペイサーズは地元インディアナポリスで延長の末にマーベリクスに130―121(前半59―52、延長15―6)で辛勝。2季目のフォワード、マイルス・ターナー(20歳)が30得点、16リバウンド、4ブロックショットを稼げば、大黒柱のポール・ジョージ(26歳)も43分出場して25得点をたたき出した。

 マーベリクスは第4Qの残り2・3秒、ウォリアーズから移籍してきたハリソン・バーンズ(24歳)が同点の3点シュートを成功させて延長に持ち込んだが惜敗。19シーズン目を迎えたダーク・ノビツキー(38歳)は22得点をマークした。

 <その他の開幕戦の結果>

ヒート108―96マジック、セルティクス122―117ネッツ、ラプターズ109―91ピストンズ、グリズリーズ102―98ティンバーウルブス、サンダー103―97 76ers、キングス113―94サンズ、ホーネッツ107―96バックス

 <27日のカード>ブルズ対セルティクス(WOWOWライブで28日午前9時から生放送)、ウィザーズ対ホークス、クリッパーズ対トレイルブレイザーズ、キングス対スパーズ

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