吉田沙保里 コーチ兼任で東京五輪目指す「若い選手たちと練習して五輪へ」

[ 2016年9月20日 14:52 ]

「日本橋シティドレッシング for TOKYO2020」オープニングセレモニーにゲストとして出席した吉田沙保里

 リオデジャネイロ五輪レスリング女子53キロ級銀メダリストの吉田沙保里(33)が20日、東京・日本橋で行われた「日本橋シティドレッシング for TOKYO2020」オープニングセレモニーにパラリンピック女子の陸上走り幅跳びからトライアスロンに転向した谷真海(34=サントリー)、東京五輪・パラリンピック競技大会組織委員会の森喜朗会長(79)らと出席。2020年の東京五輪に向けて、打診された女子日本代表のコーチ就任の依頼を受ける意向であることを認めた。

 吉田は「4連覇を狙っていて決勝で負けてしまいましたが、レスリングの後輩たちが金メダルを3つを獲ってくれて、主将としてもメダルを持って帰ることができて良かった」とリオ五輪を振り返った。4年後に向けては「まだ正式に決まったわけじゃないですが」と前置きしたうえで「そういう話をいただいて、私の中ではやりたいと思っている」とすでにコーチ就任を決めていることを明言。「東京五輪の時は37歳になるが、コーチをしながら若い選手たちと一緒に練習をして、勝てば東京五輪にも出られると思う。しっかりとやって出られるようにしたい」とし、選手兼コーチとして現役を続けて東京五輪を目指しながら後進の指導に当たっていくとした。

 婚活中であることを明言している吉田だが、今のところ、その兆しは「まったくないです」と苦笑。同席の谷は昨年第1子を出産していることもあり、「結婚されたり、出産されたり、聞くんですが、谷さんにタイミングだと言われたので、そっちのほうも頑張っていきたい」と話した。吉田のコーチ就任は26日の日本レスリング協会理事会で正式に承認の運びとなっている。

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2016年9月20日のニュース