バブリンカ五輪欠場 錦織、メダルへ前進第4シード濃厚

[ 2016年8月3日 01:37 ]

錦織圭(AP)

 男子テニスで世界ランキング4位のスタン・バブリンカ(スイス)が2日、背中のけがのためリオデジャネイロ五輪を欠場することが決まった。スイスのテニス連盟が同日発表した。

 バブリンカは30日にカナダのトロントで行われたロジャーズ・カップの準決勝で世界ランキング6位で第3シードの錦織圭(26=日清食品)に敗れている。

 五輪はダブルスで優勝経験があるバブリンカは「とても悲しい。心はリオに向いていたが、残念ながらかなわなかった。リオに行くスイスの全選手の幸運を祈り、遠くから応援する」と談話を出した。

 スイスは世界ランキング3位のロジャー・フェデラー(34=スイス)も膝のけがの治療のため、リオデジャネイロ五輪と残りシーズンを欠場することを発表しており、男子テニスではトップ10のうち半分が欠場することとなった。

 錦織はリオ五輪に出場、同1位ジョコビッチ(セルビア)、同2位A・マリー(英国)、同5位のナダル(スペイン)らとメダルを争うことになるが、バブリンカが五輪を欠場することで、第4シードで臨むことが濃厚になった。第4シードに入れば準決勝まで自身より上位の選手と対戦する可能性がなくなるため、錦織の初のメダル獲得へは追い風となった。錦織は拠点を置く米フロリダ州に戻り、すでに五輪に向けて練習を再開している。

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2016年8月3日のニュース