フェデラー 膝のけが治療でリオ五輪&今季残り試合欠場を発表

[ 2016年7月27日 03:50 ]

ウィンブルドンで敗れた後の記者会見でのフェデラー(AP)

 男子テニス世界ランキング3位のロジャー・フェデラー(34=スイス)が26日、自身の公式サイトを更新。膝のけがの治療のため、リオデジャネイロ五輪と残りシーズンを欠場することを発表した。

 「ファンの方々へ」と題し「今回、非常に残念な発表をしなくてはいけません。スイス代表としてのリオデジャネイロ五輪、そして残りのシーズンまでも欠場しなければなりません」と報告。続けて「医者やスタッフと相談した結果、膝のけがの治療のために2016年を断念するという、心苦しい決断になりました」と明かした。

 「今後数年、けがのない状態でATPツアーでプレーを続けるならば、膝と体を適切な時間だけ休めて回復しなければならない」という医師からの助言があったというものの、「今回の経験で、私は幸運にもけがの少ないキャリアを送ってきたことに気付きました。それは希望の光です」とあくまでも前向き。「私のモチベーションは変わらないし、2017年には今よりも強く、健康な状態で攻撃なテニスをするつもりです」と再起を誓った。

 フェデラーは、五輪は2000年シドニー大会から4大会連続で出場。12年ロンドン大会ではシングルスで銀メダルを獲得した。今季は2月に膝の手術を受けるなど故障に苦しみ、その後は腰痛もあって全仏オープンを欠場。史上最長だった四大大会の連続出場記録は65で止まったが、ウィンブルドンは準決勝進出をしていた。

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2016年7月27日のニュース