ロシア、ボート22選手が五輪除外 レスリングは特別委設置

[ 2016年7月27日 09:13 ]

 国ぐるみのドーピングが発覚したロシアのリオデジャネイロ五輪参加問題で、国際ボート連盟は26日、同国がエントリーした28選手のうち計22選手が出場資格を満たさず、五輪から除外したと発表した。25日に公表された3選手に加え、19選手が新たに出場できなくなった。世界反ドーピング機関(WADA)の調査チームによる報告書でドーピング違反への関与が指摘された。

 除外対象となった種目は男子軽量級かじなしフォア、女子軽量級ダブルスカル、男女のエイト。

 国際セーリング連盟は6選手の参加を暫定的に認めたが、男子470級の1選手が出場資格を満たさず、代替要員を申請した。世界レスリング連合は特別委員会を設置し、出場の可否を検討する声明を発表した。バドミントンは4選手全員が参加を容認された。

 国際オリンピック委員会(IOC)は24日、ロシアをリオ五輪から全面的に締め出す処分を見送り、ドーピング違反歴がないことなど厳しい基準を設け、選手の出場資格についての判断を各国際競技連盟(IF)に委ねた。各IFは8月5日のリオ五輪開幕に向けて作業を急いでいる。(共同)

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2016年7月27日のニュース