ロシア ボート22選手が五輪除外、出場不可100人超える

[ 2016年7月27日 18:19 ]

 国ぐるみのドーピングが認定されたロシアのリオデジャネイロ五輪参加問題で、国際ボート連盟は26日、同国がエントリーした28選手のうち出場条件を満たさない22選手の出場を認めないと発表した。25日公表の3選手に加え、19選手が新たに出場できなくなった。国際陸連からチーム全体が参加を禁じられた陸上などを含めると、出場不可は100人を超えた。

 ボートの19選手は、世界反ドーピング機関(WADA)調査チームの報告書でドーピング違反への関与が指摘された。

 国際フェンシング連盟は27日、16選手の出場を認めたと発表。タス通信によると体操と新体操の全選手の参加も認められた。フェンシングのロシア勢は男女ともに強豪がそろい、太田雄貴選手(森永製菓)が出場する男子フルーレには2014年世界選手権個人優勝のアレクセイ・チェレミシノフ選手がエントリー。新体操では前回ロンドン五輪で個人総合と団体ともに優勝した。

 タス通信によると、ハンドボールも出場が認められた。世界レスリング連合は特別委員会を設置し、出場の可否を検討、28日中に結果を発表する。

 26日に国際セーリング連盟は6選手の参加を暫定的に認めたが、出場資格を満たさない男子470級の1選手の代替要員を求めた。バドミントンは4選手全員が参加を容認された。

 ロシアは当初387人の選手団を編成。競泳の7選手や陸上の67選手らも出場できない。

 国際オリンピック委員会(IOC)は24日、ドーピング違反歴がないことなどの条件を設け、出場資格の判断を各国際競技連盟(IF)に委ねた。(共同)

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2016年7月27日のニュース