美香「ショット自信持って打てた」23位発進

[ 2016年7月9日 05:30 ]

第1ラウンド、2番でラフから第3打を放つ宮里美香

米女子ゴルフツアー 全米女子オープン第1日

(7月7日 米カリフォルニア州サンマーティン コルデバレーGC=6784ヤード、パー72)
 リオデジャネイロ五輪代表の2番手争いをしている世界ランキング45位の宮里美香(26=NTTぷらら)が71をマーク、23位で一歩リードした。同42位の大山志保(39=大和ハウス工業)は76で106位と出遅れ、同46位の渡辺彩香(22=大東建託)は74で67位。五輪出場が確実視されている野村敏京(23=フリー)は70で11位と上々のスタート。李ミリム(25=韓国)が64をマーク、単独首位に立った。

 し烈な五輪2番手争いで、まずは宮里美が一歩リードした。スタートの1番で2メートル弱のパットを入れ、バーディー発進。前半を2アンダーで折り返すと、後半は37で粘り1アンダーで初日を終えた。「ショットは自信を持って打てた。雑念なくできた」。グリーンを外したのは3ホールだけ。安定したショットで流れに乗った。

 一方、大会前のランキングで五輪圏内につけている大山はパットに苦しんだ。「久しぶりの試合でもショットは良かったのに」。1カ月半ぶりの試合にもかかわらずショットは上々ながら、4番で1メートル余りのバーディーパットがカップに蹴られるなど、106位と出遅れた。渡辺は第2打の距離感が合わず、67位と停滞した。大山と渡辺が予選落ちし、宮里美が27位以上に入れば逆転で五輪行きが決まる見込み。宮里美は「自分のゴルフをするだけ」と言い聞かせた。

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2016年7月9日のニュース