競歩代表 睡眠トレでメダル獲れ!低酸素状態のテント導入

[ 2016年7月9日 05:30 ]

健闘を誓った競歩の日本代表、(左から)男子50キロの荒井、谷井、森岡、女子20キロの岡田、男子20キロの高橋、松永

 リオデジャネイロ五輪の競歩日本代表が北海道千歳市内で合宿を公開。男子50キロ競歩陣は“睡眠トレ”で史上初のメダル獲得を狙う。谷井孝行(33=自衛隊)は低酸素状態をつくり出したテントで日々就寝。「高地に行かなくても低酸素の効果が得られる」と昨年5月から導入し、いきなり世界選手権(中国・北京)で競歩史上初表彰台となる銅メダルを獲得した。

 「一番先に使った自負がある」というのが荒井広宙(28=自衛隊)だ。14年6月に「貯金をはたいて」100万円の高価な「ハイポキシコ低酸素テントシステム」を購入した。当初は「途中で目覚めたり、夢の中で苦しんだ」というものの、効果は表れて自己ベストを5分も縮めたという。現在は標高3000メートルと同じぐらいの酸素濃度の環境で、ホテルの部屋のベッドにテントをかぶせて寝ている。就寝中の努力はきっと正夢になる。

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2016年7月9日のニュース