錦織 ウィンブルドン初戦から試練続き!1回戦は世界最速サーブ男

[ 2016年6月25日 05:30 ]

エキシビションマッチでリシャール・ガスケと対戦した錦織圭

 テニスの4大大会、ウィンブルドン選手権(英国、27日開幕)の組み合わせが24日に決まり、世界ランキング6位で第5シードの錦織圭(26=日清食品)は、1回戦でサミュエル・グロート(28=オーストラリア)との対戦が決まった。初戦から苦手とするビッグサーバーとの対戦が続くと見込まれ、8度目のウィンブルドンは試練の大会となりそうだ。

 グロートとの通算対戦成績は錦織の1戦1勝。昨年8月のシティ・オープン準々決勝で6―4、6―4で下したが、世界最速記録の263キロのサーブの使い手に苦戦した。しかもこの時のハードコートと違い、ウィンブルドンは高速サーバーに圧倒的有利なグラスコート。初戦から体力消耗を強いられることが必至だ。

 順調に勝ち進めば4回戦で14年の全米オープン決勝で敗れたチリッチ(米国)と対戦。準々決勝ではフェデラー(スイス)、準決勝で王者ジョコビッチ(セルビア)、決勝で地元のA・マリー(英国)と現在の世界トップ3がそろう。世界最速サーバーを倒しても、この上ない試練が、4大大会で唯一8強入りした実績がない舞台で待つ。

 救いは23日のエキシビションで世界10位のガスケ(フランス)を破ったように、前哨戦のゲリー・ウェバー・オープンで痛めた左脇腹の故障から復調していること。昨年は2回戦で棄権した鬼門で、初の4大大会制覇を目指す。

 ◆西岡が本戦に ウィンブルドン選手権の予選は24日、英国のローハンプトンで行われ、男子シングルス3回戦で西岡良仁(ヨネックス)がカンタン・アリス(フランス)に7―6、4―6、6―2、6―3で勝ち、初の本戦出場を決めた。

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