奈紗ベスト65で4位浮上 初日本タイトルへ猛チャージ

[ 2016年6月24日 05:30 ]

第3日、1番でティーオフする畑岡奈紗。通算8アンダーで4位

日本女子アマチュア ゴルフ選手権第3日

(6月23日 福島県西白河郡 グランディ那須白河=6225ヤード、パー72)
 26位から出た畑岡奈紗(17=茨城・ルネサンス高3年)が7バーディー、ボギーなしでこの日ベストの65をマークし、通算8アンダーで首位と3打差の4位に浮上した。中3から師事する中嶋常幸のアドバイスを受けショットが安定。初の日本タイトルを狙える位置につけた。70で回った吉本ひかる(17=滋賀短大付高3年)が首位をキープした。

 畑岡が初の日本タイトル獲得へ逆転可能な位置に浮上した。雨で多くの選手がスコアを落とす中、5番で残り140ヤードの第2打を9Iで2メートルにつけてバーディーが先行するなど全部で7つのバーディーを量産。「(きょうのラウンドは)100点です」と自然と声がうわずった。

 中3だった13年に中嶋常幸が主催する「トミーアカデミー」の1期生となり、それから目をかけてもらっている。第2ラウンドが行われた22日には中嶋が来場し、「上半身に力が入っている」と指導を受けた。雨の影響でグリップが滑り、嫌でも体に力が入る状況だったが、「力を抜くこと」と自分に言い聞かせてショットが安定した。畑岡にとって中嶋は「言葉で言い表せないほど大きな存在」という。師匠に吉報を届けるためにも「集中力を切らさないように、できる最大の力を出したい」と力を込めた。

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2016年6月24日のニュース