サニブラウンがリオ断念 負傷で日本選手権欠場「悔しい気持ちでいっぱい」

[ 2016年6月22日 15:34 ]

日本選手権欠場を発表したサニブラウン・ハキーム

 陸上のサニブラウン・ハキーム(17)が22日、24日から開催される第100回日本陸上競技選手権大会を欠場することを発表した。18日の練習中に左大腿部分に違和感を感じ、ベストの状態でレースに挑むことが出来ないと判断。同大会はオリンピック代表選手選考を兼ねており、リオ五輪出場を断念することとなった。

 サニブラウンは「今年始めから目標の1つにしてきたU20世界大会二冠とオリンピック出場でしたが、断念することとなりました。監督、家族とも話し合い、苦しい決断をしなければならず本当に悔しい気持ちでいっぱいです」と無念のコメント。

 しかし「残りの高校生活の1日1日を家族や仲間と過ごしながら、将来の大きな夢の挑戦へ貴重な充電期間へとしていきたいと思っています。そして2020年東京五輪を目標に、今できることから精一杯頑張ります。今回のことがあったからこそ、強くなったと言えるように、日々努力していきます」と前を向いた。

 所属する城西高校陸上競技部の山村貴彦監督は「今大会に並々ならぬ意欲を燃やしていただけに、意気消沈しつつも気丈に振舞う姿に胸を衝かれる思い」と語り、「サニブラウン選手は17歳という高校生には変わりありません。皆様の温かい気持ちで見守って頂ければ幸いです」とコメントした。

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2016年6月22日のニュース