ガスケ、コーチのゲキで変身!13度目全仏で念願8強「最高」

[ 2016年5月30日 05:32 ]

錦織を下し、全仏初8強のガスケは勝利の瞬間、コートに寝ころび喜ぶ(AP)

全仏オープンテニス第8日 ガスケ6―4、6―2、4―6、6―2錦織

(5月29日 パリ・ローランギャロス)
 ガスケは全仏13度目の出場にしてついに念願のベスト8入りを叶えた。ウィンブルドンや全米オープンではベスト4があるが、地元での4大大会は何度も4回戦の壁に阻まれてきた。「パリのセンターコートで世界6位に勝つなんて最高だ」と勝利の瞬間はコートに寝転がって喜んだ。

 流れを変えた降雨中断中は、全仏2勝のセルジ・ブルゲラコーチから「もっとペースを上げて、ベースラインからボールをブッ叩け!」と指示を受けたという。「凄く大事な時間になった。それまではベースラインから離れてスローにプレーしすぎていた。コーチに怒鳴られたよ」と再開後は一気にプレーの質が上がった。得意のバックハンドでは17本の決定打を奪い、第1サーブのポイント獲得率73%とサーブも好調。凡ミスも19本と少なく、錦織に隙を与えなかった。

 13回目の出場での初ベスト8は、トミー・ハース(ドイツ)の12回を抜いて全仏歴代最スロー記録。準々決勝では地元の期待を一心に背負って、第2シードのアンディ・マリー(英国)に挑む。「やるべきことは分かっている。とにかく攻撃的にプレーしなければチャンスはない」と気合を入れた。

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2016年5月30日のニュース