カリー右膝じん帯損傷で2週間離脱 ウォリアーズV2へ険しい道のり

[ 2016年4月26日 11:56 ]

24日に右膝を負傷したカリー

 NBAファイナル連覇を目指すウォリアーズの大黒柱、ステファン・カリー(28)が25日に精密検査を受け、「右膝内側側副じん帯(MCL)の損傷」と診断されて少なくとも2週間戦列を離れることになった。

 カリーはロケッツとのプレーオフ初戦(16日)で右足首を捻挫して第2戦と第3戦を欠場。24日の第4戦で復帰したが、前半終了間際にコートで滑って転倒した際に右膝を痛めてプレー続行不能となっていた。

 MCLの損傷では最も軽いグレード1の状態。ボブ・マイヤースGMは「選手レベルの回復度合いで少なくとも2週間は必要。大事を取るなら3週間かかるが、それ以上のけがではない」と語っているが、今プレーオフで2度目の故障だけに復帰時期については慎重にならざるをえないだろう。

 リーグ全体1位のウォリアーズは西地区8位のロケッツに対してここまで3勝1敗。27日に地元オークランドで行われる第5戦に勝てば地区準決勝に進出するが、あす以降は昨季のシーズンMVPで今季は得点王となった天才シューターを欠いてのシリーズとなる。

 ファイナル初戦は6月3日。それまでにはカリーは復帰できそうだが、西地区ではすでにスパーズ、サンダーといったファイナルの優勝候補が1回戦を突破しており、カリーを欠くウォリアーズにとって“V2”は険しい道のりとなってきた。

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2016年4月26日のニュース