相撲協会 違法賭博、薬物関与排除で研修 白鵬は私案披露

[ 2016年4月26日 05:30 ]

真剣に話を聞く(左から)白鵬、鶴竜、日馬富士、稀勢の里

 日本相撲協会は両国国技館で力士や親方ら全協会員約850人を対象に、違法賭博や薬物関与など不法な行為の排除対策について研修会を開いた。

 冒頭に遠藤利明五輪相が「日本の伝統文化を代表する誇りを持って頑張ってもらいたい」、鈴木大地スポーツ庁長官が「反社会的勢力はいろいろな手で皆さんを誘いだします。研修を通じて悪の手に染まらぬよう学んでほしい」とあいさつ。元警視庁組織犯罪対策部長の頼本和也氏が講師を務め、元プロ野球選手の清原和博被告の薬物問題などを例に出し、薬物と賭博の共通性や危険性を約1時間かけて語った。

 研修を終えて横綱・白鵬は「しっかりとした行動をしていいものを見せられるようにしたい」と話した上で「力士を守るために(ベテラン力士が務める)相談役という制度があってもいいと思った。10代の子たちは協会や親方に言いづらいこともある」と私案を披露した。

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2016年4月26日のニュース