池江リオ弾み3冠締め 女子50自Vも日本記録届かず「悔しい」

[ 2016年4月11日 05:30 ]

女子50メートル自由形を制して3冠達成の池江

競泳リオデジャネイロ五輪選考会兼日本選手権最終日

(4月10日 東京辰巳国際水泳場)
 5種目の決勝が行われ、女子50メートル自由形は池江璃花子(15=ルネサンス亀戸)が24秒76のジュニア世界新記録で制し、100メートルバタフライ、200メートル自由形との3冠で今大会を締めくくった。個人の派遣標準記録は突破できなかったが、競泳界に新風を巻き起こしたJKはリオデジャネイロ五輪ではリレー3種目を含む日本女子最多の4種目の出場が内定。タフな日程を乗り越えるため、残り4カ月でさらに力をつける。

 電撃のスプリント戦は池江にとって今大会12レース目だった。「体はきつかった」と正直に言ったが、100メートル自由形覇者の内田を抑えての50メートル自由形優勝。「日本記録を狙っていたので悔しい。この経験を五輪で生かしたい」と早くも4カ月先の五輪を見据えた。

 本番では4種目12レースをこなした今大会よりさらにタフな日程を強いられる。8月6日の初日に100メートルバタフライの予選・準決勝、400メートルリレーの予選・決勝が予定されており、最多で4レース出場となる。今大会は2日目の1日3レースが最多。代表ヘッドコーチを務める日本水連の平井競泳委員長は「日程を承知でやっている。出ないという選択はあり得ない」としてリレー予選にも出場させる方針。「練習をめちゃめちゃ頑張った。自信を持って臨んだ」という今大会以上に、残り4カ月でさらなる体力強化が求められる。

 ▽女子50メートル自由形(1)池江璃花子(ルネサンス亀戸)24秒76(2)内田 美希(東洋大)25秒19(3)松本 弥生(ミキハウス)25秒53

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2016年4月11日のニュース