松山に続け!岩田3差発進 ショット復調へ手応え

[ 2016年2月13日 05:30 ]

第1ラウンド、10番でティーショットを放つ岩田寛

米男子ゴルフツアー AT&Tペブルビーチ・プロアマ第1日

(2月11日 米カリフォルニア州ペブルビーチ モントレー・ペニンシュラCC=6867ヤード、パー71)
 3コースで第1ラウンドが行われ、岩田寛(35=フリー)はモントレー・ペニンシュラCCを7バーディー、2ボギーの66で回り、首位と3打差の12位と好発進した。63をマークしたチェズ・リービー(34=米国)が単独首位に立った。今大会は予選ラウンドを3日間実施する。前週のフェニックス・オープンで米ツアー2勝目を挙げた松山英樹(23=LEXUS)や腰痛の石川遼(24=CASIO)は出場していない。

 肩の痛みを抱えながら岩田が好発進だ。首位と3打差で第1ラウンドを終え、「もうちょっと行けたなというのもあるし、こんなものかなというところもある」と、まずまずといった表情を見せた。

 開幕前日から左肩付近に違和感を感じており、「自分が思った通りに動かないというか、硬い感じがする」とこの日も痛み止めを服用してのプレー。スタート前の練習場では左へフックするようなショットが頻発したが、本番ではしっかりと修正した。出だしの10番はフェアウエーからの2打目を3Wでピン手前3メートルのイーグルチャンスに乗せた。イーグルパットこそ入らなかったものの、2パットのバーディーで滑り出すと、続く11番ではピン右手前から4メートルを沈めてスコアを伸ばした。後半の1番ではグリーン左からのアプローチをパターで直接沈めてバーディー。ショットとパットがかみ合った。

 最近はショットに悩んでいた。3週前のキャリアビルダー・チャレンジの練習日には「(状態は)2%」とうなだれていたほどだ。だが、この日は「50%くらい」と急浮上。数字こそ控えめだが、先週は試合出場がなかったため練習に時間を割き、「見えてきたものは多少ある」と復調へ手応えを得た。フェアウエーキープ率は92・31%で10位、パーオン率も77・78%で16位と高い数字を記録している。

 今大会は3コースを使用し、プロアマ形式で予選ラウンドを3日間行う変則的なルールを採用している。第2ラウンドはペブルビーチ・リンクスを回るが、「普通に回るだけ」と気負いはない。先週は東北福祉大の後輩にあたる松山英樹が米ツアー2勝目を挙げた。今度は先輩が続く番だ。

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2016年2月13日のニュース