琴奨菊 綱獲りへ競輪トレ「練習のための練習」で心肺機能強化

[ 2016年2月2日 06:45 ]

琴奨菊の綱獲りへ競輪トレーニングに挑戦することを明かした塩田トレーナー(右)

 大相撲の春場所(3月13日初日、エディオンアリーナ大阪)で綱獲りに臨む大関・琴奨菊(32=佐渡ケ嶽部屋)が始動日となる2月4日の朝稽古後、本格的な競輪トレーニングに挑戦する。琴奨菊の初優勝を支えた塩田宗広トレーナー(38)が明かした。

 初場所前には千葉県内の競輪場で“ママチャリ”に乗って1周(500メートル)走ったが、今回は自転車のランクを上げてロードバイクかマウンテンバイクで周回数を増やす計画もあるという。その目的について塩田氏は「心肺機能を鍛えること。しんどいことを体験することで、本格稽古をしたときにしっかりとした体づくりができる。練習のための練習」と説明した。

 琴奨菊は塩田氏について「この人と出会って自分の伸びしろが見えた」と全幅の信頼を置く。トレーニング当日は1月14日に日本競輪学校への入学試験を合格した陸上ハンマー投げ15年日本王者・野口裕史(32)や関脇・嘉風(33)も参加。自転車のほかにケトルベル(やかん型ウエート)などを使って体幹も鍛える予定だ。

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2016年2月2日のニュース