代表前主将の広瀬 今季限りで引退へ…W杯日本3勝の精神的支柱

[ 2016年1月29日 06:20 ]

東芝の広瀬

 ラグビー日本代表前主将でトップリーグ(TL)の東芝に所属する広瀬俊朗(34)が、今季限りで現役引退する意向であることが28日、分かった。昨年のW杯では出場機会こそなかったが、日本3勝の躍進を支えた精神的支柱が、惜しまれながらもジャージーを脱ぐ。

 TLプレーオフ決勝前日の23日、広瀬はスポニチ本紙の取材に「まだ決めていないが、引退はここ数年考えていたこと」と話していた。水面下ではW杯後から引退への決意を固め始めていたもようで、1点差で敗れた24日の決勝戦直後には、バックスタンドで見守った家族と現役最後のジャージー姿を惜しむように、記念撮影するシーンが見られた。広瀬は2月13日に豊田スタジアムでスーパーラグビーのサンウルブズと対戦するトップリーグ選抜に選出される見込み。この試合が現役最後の勇姿となる可能性が高い。

 ◆広瀬 俊朗(ひろせ・としあき)1981年(昭56)10月17日、大阪府生まれの34歳。5歳でラグビーを始め、大阪・北野高時代は高校日本代表に選出。慶大では4年に主将を務め、04年4月に東芝入社。東芝でもキャプテンを務めた。日本代表では07年4月の香港戦で初出場し、通算28キャップ。ポジションはSO/WTB。1メートル73、82キロ。

続きを表示

2016年1月29日のニュース