錦織 全豪5年連続16強!世界27位と2時間48分熱闘、最後は地力の差

[ 2016年1月22日 12:10 ]

男子シングルス3回戦でリターンをする錦織

 テニスの4大大会第1戦、全豪オープン第5日が22日、オーストラリア・メルボルンで行われ、男子シングルスで第7シードの世界ランキング7位・錦織圭(26=日清食品)は3回戦で同27位のギリェルモ・ガルシアロペス(32=スペイン)と対戦し、7―5、2―6、6―3、6―4で勝利。今大会初めてセットを失いながらも地力の違いを見せ、5年連続でベスト16となる4回戦進出を果たした。

 過去の対戦は錦織の2戦2勝。08年10月のAIGジャパン・オープンでは6―4、6―4で、14年5月のマドリード・オープンでは6―3、6―1で快勝している。

 錦織は第1セット、中盤から今大会好調だったファーストサーブが入らず苦戦し、第7ゲームで先にブレークを許す。ゲームカウント3―5と追い込まれたが、サーブの調子が戻って第9ゲームをキープすると、続く第10ゲームは22回続いたラリー戦を制してブレークバックに成功。第12ゲームで2度目のブレークに成功して第1セットを先取した。

 第1セット終了後、メディカルタイムアウトを取って右手首の治療を受けた錦織。その影響からか第2セットではいきなり第1ゲームでブレークを許してしまう。フォアのミスが目立ち、第5ゲームもサービスキープできなかった錦織はこのセットを2―6で落とし、セットカウントは1―1。錦織がセットを落とすのは今大会初めてとなった。

 しかし第3セットはフォアの精度が上がり、第6ゲームをブレークして主導権を握る。ファーストサーブに苦しみ、たびたびブレークポイントを握られながらも粘ってサービスゲームをキープし、6―3で制してセットカウント2―1とリードを奪った。

 続く第4セットはファーストサーブを修正すると、ストローク戦でも優位に。第3ゲームで相手のミスを誘ってブレークに成功すると、その後はきっちりサービスゲームをキープし、6―4で制して2時間48分の熱闘にピリオドを打った。

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