東京パラ19競技の会場承認 IPC理事会

[ 2015年11月13日 10:55 ]

 国際パラリンピック委員会(IPC)は12日、メキシコ市で理事会を開き、2020年東京パラリンピックで実施する22競技のうち19競技の会場計画を承認した。視覚障害者らによる5人制サッカー(ブラインドサッカー)とパワーリフティング、自転車の3競技は今後調整を進める。

 五輪会場が建設コスト削減などを理由に見直されたため、同じ場所を使う予定だったパラリンピックも招致段階の計画を変更した。IPCのクレーブン会長は「新しい計画は既存施設を最大限に利用するだけでなく、選手の権利を第一に考えている」と評価した。

 6競技で会場が変わり、車いすバスケットボールは有明アリーナ(江東区)と武蔵野の森総合スポーツ施設(調布市)の2カ所に移った。車いすフェンシングとシッティングバレーボール、ゴールボールは幕張メッセ(千葉市)で行われ、ボッチャは有明体操競技場(江東区)、馬術は馬事公苑(世田谷区)で開催されることになった。

 残りの3競技は予定地周辺の騒音問題や五輪会場が未定などの事情があり、関係団体が協議を続ける。(共同)

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2015年11月13日のニュース