7人制代表、五輪予選へ万全 桑水流「不安消えて楽しみが多い」

[ 2015年11月6日 20:14 ]

五輪アジア予選に向けた最終調整で突破を見せる藤田(中)

 ラグビー7人制のリオデジャネイロ五輪アジア予選は7日、香港で開幕する。優勝チームに与えられる五輪出場権獲得を目指す男女の日本代表は6日、現地で最終調整し、8日までで結果が決まる男子の桑水流主将(コカ・コーラ)は「いい準備ができた。不安も消えて楽しみが多い」と自信を示した。

 7日に1次リーグA組で台湾などと3試合を行う男子は、実戦を想定した動きを確認した。大一番を前に緊張感もあったが、15人制ワールドカップ(W杯)イングランド大会の日本代表にも同行したスタッフが「五郎丸(ヤマハ発動機)らもW杯前には緊張していた」というエピソードを紹介。桑水流は「五郎丸とは学年が一緒。気持ちが楽になった」と話した。

 15人制のW杯に出場した日本代表から、唯一メンバーに選ばれているバックスの藤田(早大)は「香港入りしてから7人制の感覚も良くなってきた」と、順調な仕上がり具合に手応えを口にした。

 28、29日に行われる東京大会との2大会の総合成績で争う女子は約1時間練習し、中村主将(アルカス熊谷)は「先のことは考えず、一発勝負のつもりで力を出し切りたい」と意気込んだ。

 最終登録メンバーは次の通り。

 ▽男子=桑水流裕策(コカ・コーラ)レメキ・ロマノ、後藤駿弥(以上ホンダ)トゥキリ・ロテ(北海道バーバリアンズ)大島佐利(サントリー)彦坂匡克(トヨタ自動車)坂井克行(豊田自動織機)羽野一志(NTTコミュニケーションズ)藤田慶和(早大)松井千士(同大)後藤輝也(NEC)合谷和弘(流通経大)

 ▽女子=中村知春、鈴木彩香、小出深冬、鈴木陽子、大黒田裕芽、桑井亜乃、竹内亜弥(以上アルカス熊谷)冨田真紀子、加藤慶子(以上世田谷レディース)横尾千里(東京フェニックス)山口真理恵(ラガール7)兼松由香(名古屋レディース)(共同)

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2015年11月6日のニュース