真央「イメージ通り」思い出舞台で完全復活!ガッツポーズも出た

[ 2015年11月6日 21:18 ]

会心の復活演技。フィニッシュで万感の思いを込めガッツポーズの浅田真央

フィギュアスケートGPシリーズ第3戦・中国杯 女子SP

(11月6日 中国・北京)
 1年間の休養を経て、勝負のリンクに戻ってきた浅田。05年に中国・北京でシニアのGPにデビューしてから10年、その思い出の場所で首位発進と見事に再出発を飾った。

 トリプルアクセル、3-3回転ジャンプ、3回転ルッツを組み込んだ世界最高難度といえる究極のジャンプ構成。冒頭のトリプルアクセルは成功、続く3回転フリップ―3回転ループはループで回転不足、ルッツではエッジエラーと判定されるなど完璧な内容とはならなかった。それでも表現力が増した大人の演技を見せ「イメージしていた通りだった。まとめられたと思う」と表情は明るかった。緊張感をプラスにし、さらに「戻りたいと心から思っていた舞台」で会心の演技。終了後のガッツポーズも充実感の表れだった。

 25歳と出場選手中で最年長。昨季世界選手権銅メダルのラジオノワ(16=ロシア)、同欧州選手権銅メダルのポゴリラヤ(17=同)ら10代が台頭する中、高い演技力で経験の差を見せつけた。「女子のレベルが高いので、後押しされて刺激をもらっている。このレベルで挑戦して、(演技を)まとめられたことには大きな意味があった」と浅田。7日は出場大会8連勝を懸けてフリーに臨む。大好きなプログラムという「蝶々夫人」を「心を込めて滑りたい」と力を込めた。
 

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