W杯3勝効果!ラグビー代表の待遇大幅改善へ 現在は1日4000円

[ 2015年10月15日 07:15 ]

日本代表フィフティーン

 19年W杯に向けてジャパン特需だ。日本ラグビー協会が、日本代表選手の手当増額を検討することが14日、明らかになった。

 W杯で3勝を挙げ、国内に空前のラグビーブームを巻き起こしたジャパン。だが合宿や遠征等の拘束期間、選手に支払われるのは1日当たり4000円の諸経費項目分だけ。数年前までは3000円で、サッカー日本代表の1万円(10年当時の日当)とはまだまだ差がある。実際に代表選手からも待遇改善を求める声も出ており、今大会の結果を受け、日本協会も本腰を入れて議論するもよう。協会関係者の一人は「選手の意見も聞いて、検討する必要があると思う」と話した。

 今大会の報奨金については出場試合数やプレー時間などによって段階があり、もっとも多い選手で100万円程度となる。出場がない場合は通常支払われない契約だが、この点についても「考えたい」と同関係者。出場試合なしながら、裏でチームを支えた広瀬、湯原(ともに東芝)にも、何らかの形で労に報いることを検討する。それでもサッカー日本代表の200万円のW杯勝利給と比較すれば、大きな差がある。今後はこれらを含め、待遇改善を図っていくことになった。

 また、帰国から一夜明けたこの日も、FB五郎丸(ヤマハ発動機)ら選手が早朝からテレビ各局の生放送に出演行脚する中、日本協会には新規スポンサーの問い合わせが殺到していることも判明。別の協会幹部は「いろいろ話が来ている」と認めた。W杯での歴史的3勝は19年に向けて日本ラグビーの環境改善へ大きな風を吹かせた。

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2015年10月15日のニュース