鈴木大地長官 スポーツ庁初登庁「“戦う長官”目指したい」

[ 2015年10月2日 05:30 ]

 国のスポーツ施策を総合的に推進するスポーツ庁が1日、文部科学省の外局として発足し、88年ソウル五輪競泳男子100メートル背泳ぎ金メダリストの鈴木大地長官(48)が初登庁した。下村博文文科相から辞令を受けた鈴木氏の任期は、17年9月末までの2年。文科省を含む8府省からの121人の職員を前に「スポーツを社会の発展につなげるべく精進していきたい」と訓示を述べた。

 会見では「来年のリオ五輪に向け、もう予選などが始まっている。少しでも多くの競技を現場で応援して、一緒に戦うような“戦う長官”を目指したい」と宣言。「消去法で(就任が)決まったと言われ、息子にも心配された。現役時代は後ろ向き(背泳ぎ)でしたが、前向きにいきたい」とお得意のジョークも飛び出した。

 また、20年東京五輪については「日本の金メダル獲得数の過去最高は16個。それは超えなければいけないし、そのためにはリオで2桁の金メダルが必要」との見通しを表明。夕方には遠藤利明・五輪パラリンピック担当相を訪問し、パラリンピックの強化などで連携していくことを約束した。

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2015年10月2日のニュース