白鵬休場「申し訳ない」左大腿四頭筋腱炎、九州場所は出場へ

[ 2015年9月16日 05:30 ]

精密検査を終え悔しそうに休場することを明らかにする白鵬

大相撲秋場所3日目

(9月15日 両国国技館)
 初日から2連敗した横綱・白鵬が「左大腿四頭筋腱炎で4週間の加療を要する見込み」との診断書を提出し、3日目から休場した。白鵬の休場は大関時代の06年九州場所以来3度目で、07年名古屋場所の横綱昇進後は初。史上1位の横綱連続出場は722日で、同1位の連続2桁勝利と昭和以降2位の連続勝ち越しは51場所で止まった。

 15日朝、都内の病院で精密検査を受け「左膝に炎症があった。力が入らない状態。中途半端な気持ちで土俵に上がれない」と明かし「本当に申し訳ない」と謝罪。負傷に至った経緯は「夏巡業で右足を痛めてかばっちゃったのかな」「体が出来上がる前に出稽古に行ったのが悪化した要因なのかもしれない」と説明し、前日は深夜2~3時ごろまで起きて休場について考えていたという。8年余り場所も巡業も無休だっただけに「長年やってきたのでショックな部分もある」「そういうこともある。人間だから」などと正直な思いも吐露した。

 師匠の宮城野親方(元幕内・竹葉山)は11月の九州場所には支障がないと明言。10月の秋巡業は後半から参加できる見通しを示したが、同3日に開催予定だった史上最多優勝記念パーティーは延期する方針だ。

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2015年9月16日のニュース