佐渡ケ嶽親方の長男、九州場所デビューへ 埼玉栄高・鎌谷将且

[ 2015年9月11日 20:30 ]

全国高校総体の相撲団体で優勝を決め、喜ぶ埼玉栄の鎌谷(右端)=7月、洲本市文化体育館

 大相撲の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)の長男で、埼玉栄高3年の鎌谷将且(17)が角界入りし、早ければ11月の九州場所でデビューすることが11日、同親方らの話で分かった。父が師匠を務める佐渡ケ嶽部屋に入門する。祖父は先代佐渡ケ嶽親方(元横綱琴桜)の故鎌谷紀雄氏。

 相撲部主将を務める鎌谷は7月の全国高校総体団体で優勝に貢献。個人戦でも8月に世界ジュニア選手権重量級や全日本ジュニア体重別選手権100キロ以上級を制した。187センチ、140キロの体格で右四つの寄りが得意。山田道紀監督は「まだ発展途上。体つきがさらに変われば、将来が楽しみ」と期待した。

 父から師匠へと立場が変わる佐渡ケ嶽親方は「取り口は私の現役時代とそっくり。今年に入って急に強くなってきた。しこ名はまずは琴鎌谷でいく」と明言した。9月下旬の和歌山国体終了後に本人と相談し、初土俵の時期を九州場所か来年1月の初場所に決めるという。

 また、元関脇貴闘力の次男で埼玉栄高3年の納谷幸林(17)は中大へ進学する予定。史上2位の優勝32回を誇る元横綱大鵬の故納谷幸喜氏の孫に当たる。

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2015年9月11日のニュース