元魁皇の浅香山親方傷心 良き兄貴分の早すぎる死に「大事な人だった」

[ 2015年6月20日 22:20 ]

 音羽山親方の早すぎる死に、関係者も悲しみに沈んだ。現役時代にともに大相撲人気を支えた元大関魁皇の浅香山親方は20日、電話取材に応じ「すごく個性のある取り口で、お客さんを本当に楽しませていた。強かった」と声を落とした。

 旺盛なサービス精神と明るい性格で知られた音羽山親方は、一つ年下の浅香山親方にとっても良き兄貴分だった。今後の角界の発展に力を合わせる約束もしていたといい「楽しくやっていこうと言ってくれていた。いろんなことを教わらなきゃいけなかったのに。大事な人だった」と悼んだ。

 今年の初場所後に同じ審判部の所属になった。「(心臓に持病があった音羽山親方は)ちょっと、きつい時もあると言っていたこともあったけど、最近は本当に元気そうだった」と回想。音羽山親方が所属する貴乃花部屋唯一の関取、幕内貴ノ岩関は石川県小松市での巡業後、午後8時前に東京都中野区の部屋に戻った際に「まだ、何も聞いていない」と硬い表情で話した。

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