“みうみま”敗退 アジア選手権の切符を逃すも互いに収穫あり

[ 2015年6月20日 05:30 ]

アジア選手権選考会の準決勝で敗退した卓球女子の平野美宇

 卓球のアジア選手権女子日本代表選考会最終日は19日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで行われ、中学3年の“みうみま”が選考会でのアジア切符を逃した。世界ランク19位の平野美宇(15=エリートアカデミー)は準決勝で同23位の石垣優香(25=日本生命)に2―4、同9位の伊藤美誠(14=スターツ)は準々決勝で同100位の田代早紀(24=日本生命)に3―4で敗れた。1位になった田代が日本代表に内定した。

 平野は苦手のカット選手に屈した。「(準決勝は)攻撃にうまく対応できなかった」と反省したが、終盤はカウンターで仕留めるなど収穫もあった。伊藤は準々決勝で敗退も「安定したプレーはできたので負けたけど良い試合」と振り返った。

 アジア選手権(9月26日開幕、バンコク)のシングルス代表は石川、福原がすでに内定し、残り2枠は強化本部推薦で決まる。16年リオデジャネイロ五輪の個人戦代表も9月発表の世界ランクで日本人上位2人に入ることが第一条件。現在日本人選手3番手の伊藤は「気にせず思いっきりやっていきたい」と話し、5番手の平野は「ポイントを上げていきたい」と強調していた。

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2015年6月20日のニュース