北島2年ぶり代表復帰目指し100メートル平泳ぎ2位で決勝へ

[ 2015年4月8日 05:30 ]

予選タイムを見る北島

競泳日本選手権第1日

(4月7日 東京辰巳国際水泳場)
 男子100メートル平泳ぎ、準決勝の第1レースをトップで泳ぎ終えた32歳の北島は第2レースのタイムが映し出される電光掲示板をじっと見つめていた。

 千紗夫人が昨年5月に生まれた長女と観戦に訪れたレース。全体2位で、8日の決勝進出が決まると表情はぐっと引き締まった。「決勝はうまく泳ぎにいくのか、攻めていくのか。これを見る限り接戦だからよく考えたい」。予選は「久々に力みなく進む感覚を取り戻せた」と納得の泳ぎで自然と笑顔が浮かんだ。

 一方で準決勝では1分0秒31とタイムを0秒31縮めたものの「前半で思ったよりスピードが出なかった」と不満が残った。対照的な手応えに迷いも浮かぶ。2年ぶりの代表復帰を目指して今大会は200メートルを回避して100メートルのみの出場。「59秒台を出すためにどういうレース展開、ペース配分をするか」と豊富な経験を生かして戦略を練るつもりだ。

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2015年4月8日のニュース