最新テクノロジーで飛距離アップ 注目の一流ゴルファー使用ギア

[ 2015年4月8日 05:30 ]

1Wに負けないパワフルな飛びが得られる「エアロバーナー」のフェアウェイウッド

今季のゴルフ界を席巻する最新ギアがテーラーメイドの「エアロバーナー」と「R15(フィフティーン)」の両シリーズだ。ジェーソン・デー(27=オーストラリア)が「R15」の1Wと「エアロバーナー」のフェアウエーウッド(FW)を使って2月の「ファーマーズ・インシュランス・オープン」を制し、ダスティン・ジョンソン(30=米国)は先月の「世界選手権シリーズキャデラック選手権」で「エアロバーナー」の1Wと「R15」のFWを武器に優勝を飾った。実績十分の新ギアは、大舞台でも威力を発揮しそうだ。

◆ダイナミックな飛びを実現した「エアロバーナー」シリーズ
 「エアロバーナー」シリーズは3月に発売されたばかり。1Wは5万8000円、FWは2万9000円。スピードとパワーをコンセプトに、ツアープロをはじめとする世界の多くのゴルファーから高い支持を獲得した「バーナーシリーズ」の最新作として登場した。

 テーラーメイド史上最大のスピードポケットと空力テクノロジーが生み出すダイナミックな飛びを実現。特に、FWには貫通型「オープンチャンネルスピードポケット」と最適重心設計を採用し、1Wにも引けを取らないパワフルな飛びが得られると評判だ。

 ダウンスイングでの空気抵抗を軽減する「レイズドセンタークラウン」によってスイング時の空気がボディーに張り付くように流れることで、乱気流の発生を防ぎ、ヘッドスピードが向上。独自のホワイトヘッドに、構えた時に立体的に見える「3Dディカルデザイン」を配置。シリーズのメタルウッドに共通する「シャローヘッドデザイン」との組み合わせによって打ちやすさを発揮している。

その威力が現れた試合がある。2月8日まで行われた「ファーマーズ・インシュランス・オープン」で、「エアロバーナー」のFWを手にしたデーが、最終日に見事な逆転優勝を果たした。さらに、ジョンソンも先月の「世界選手権シリーズキャデラック選手権」で「エアロバーナー」の1Wを手に優勝。テーラーメイドの最新ギアが、早くも結果を出した瞬間だった。

飛びとスピードに徹底してこだわり、多くのゴルファーにスピーディーでパワフルな飛距離を提供する「エアロバーナー」は、米ツアーで高い使用率を誇る。今後各地のツアーでも、多くのプロが手にして戦うことになるだろう。

◆最新テクノロジーを追求した「R15」シリーズ
 「R15」シリーズは「Rシリーズ」の最高傑作。昨年末に発売されると、最新テクノロジーを追求し、さらなる低・前重心化とロフトアップで飛距離増を実現したと大評判となった。

 「R15ドライバー」(6万5000円~)の最大の特徴は「フロント・トラック・システム」だ。ソールに配置された大きな溝に2つのウェイトを搭載し、前作SLDRドライバーに比べ約12ミリ、フェース寄りに配置。低・前重心化が進みスピン量を抑える。さらにロフトアップすることで、打ち出し角が上がり、その相乗効果で高弾道、低スピンの飛距離アップに非常に有効なクラブデザインになっている。

 ヘッドには、テーラーメイド独自の白ヘッドを進化させた新しいホワイトクラウンを採用している。ヘッドは2種類。460ccの他に鋭く振り抜ける430ccをラインアップ。

2月の「ファーマーズ・インシュランス・オープン」を制したデーは「R15 460ドライバー」を武器に戦った。そして「世界選手権シリーズキャデラック選手権」で勝ったジョンソンの相棒は「R15フェアウェイウッド」だった。

 世界のツアーで「R15」を手にするゴルファーに注目してほしい。ゴルフの醍醐味である飛距離にこだわる場面が多くみられるはずだ。(※価格はすべて税抜き)

続きを表示

この記事のフォト

2015年4月8日のニュース