NEC逆転日本一!“東京五輪の星”18歳ルーキー古賀13点

[ 2015年4月5日 05:30 ]

<NEC・久光製薬>10季ぶり5度目となる優勝を決め、喜ぶNECの選手たち

バレーボールVプレミアリーグ女子決勝

(4月4日 東京体育館)
 バレーボールのプレミアリーグは4日、東京体育館で女子の決勝が行われ、レギュラーシーズン2位のNECが3―1で同1位の久光製薬に逆転勝ちし、10季ぶり5度目の優勝を決めた。0―1の第2セットから今春、高校を卒業したばかりの古賀紗理那(18)がコートに立ち、13得点と活躍した。久光製薬は3連覇を逃した。

 NECを頂点に導いたのは東京五輪の星だった。途中交代で第2セットから入った古賀は、思い切りのいいスパイクで得点を重ねた。チームに合流して約2カ月ながら13得点を挙げ、アタック決定率も46・2%をマーク。高校などを含めて経験がない日本一のタイトルに「初めての日本一でうれしい」と喜んだ。

 熊本信愛女学院高2年で全日本に初選出され、20年東京五輪の強化指定選手「Team CORE」の一員でもある逸材。セッターと合わせる練習でも「どんなトスでも大丈夫です」と言い、打ち分けるという。山田監督も「よくやってくれた。才能を持った選手。どこまでできるのか楽しみ」と目を細めた。昨季ベテラン選手が多く引退した新生NECで頂点を勝ち取った。10季前の優勝について聞かれ「8歳だったので知らなかった」と振り返った古賀は「次は自分が引っ張っていきたい」と力を込めた。

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2015年4月5日のニュース