拓大に上戸彩似ボクサー入学 山田夏冴「五輪を目指せるように」

[ 2015年4月5日 08:20 ]

拓大に入学した山田

 拓大の入学式が4日、都内の八王子国際キャンパスで行われ、インターネット上でタレントの上戸彩に似ていると話題になっている美女ボクサーの山田夏冴(なつき)が出席した。

 山田は中学3年からボクシングのトレーニングを本格的に始め、佐賀女高3年だった昨年末は全日本女子選手権ジュニアの部ピン級(46キロ以下)で準優勝。父・渉さんは拓大時代に88年ソウル五輪にフェザー級で出場したこともあり、折り紙つきの実力を誇るアスリートだ。進学に際しては「拓大に入学するのが夢でした」と大学ボクシング界屈指の強豪への入門を決断。早くも3月から男子部員とともに鍛錬を積んでいる。

 20年東京五輪が大きな目標だが、道のりの険しさも十分に理解している。「まずはオリンピックを“目指せるような”選手になりたいです」と謙虚な努力を誓っていた。

 拓大には山田のほかにも有望アスリートが数多く入学した。レスリング部には昨年に史上6人目となる高校5冠を達成した山本泰輝(静岡・飛龍)が入部。フリー120キロ級を主戦場とする巨漢は「高校と違ってタックルだけでは勝てません。まずはパワーをつけて、力勝負で負けないようにしたいです」と向上心を見せた。

 陸上部には1万メートルのベスト記録28分53秒を持つワークナー・デレセ・タソ(エチオピア)が入部。箱根駅伝での1年目からの活躍が期待されており「日本は良い国だし、拓大も良い人ばかり。区間賞を狙えるようがんばります」と話していた。

 ◆山田 夏冴(やまだ・なつき)1996年(平9)6月28日、青森県生まれの18歳。中学3年からボクシングを始め、佐賀女高3年で全日本選手権ジュニアの部ピン級で準優勝。1メートル57、44キロ。左アウトボクサー。

続きを表示

この記事のフォト

2015年4月5日のニュース