山県「もちろん出たい」ダイヤモンドリーグ出場を視野

　陸上男子１００メートルで９秒台を目指す山県亮太（２２＝セイコーホールディングス）が、５月末に米オレゴン州ユージンで開催されるダイヤモンドリーグ出場を視野に入れていることが４日、分かった。同リーグは国際陸連が主催する世界最高峰の大会で、山県にとっては初舞台となる。

　「自分が勝負できる状態であれば、もちろん出たい」。４日は、社会人初レースとして母校の慶大日吉キャンパスで行われた東京六大学対抗１００メートルに出場。追い風２・０メートルの好条件の中、トップだったもののタイムは１０秒４９だった。３月に追い風参考で９秒８７をマークした桐生祥秀（１９＝東洋大）とは４月１８、１９日の織田記念国際（広島）で激突。「今できる最高の走りをしたい」。日本初の公認９秒台で、ダイヤモンドリーグへの道を切り開く。