エディージャパンに暗雲…ヒーナン、負傷で“資格”ピンチ

[ 2015年3月31日 20:12 ]

 W杯出場に暗雲か。16年リオデジャネイロ五輪予選を兼ねるラグビーのセブンズワールドシリーズ第7戦日本大会(4、5日・秩父宮)に出場する7人制日本代表候補が31日、国内での合宿を開始。瀬川智広ヘッドコーチ(44)は先週末の第6戦香港大会の試合中に負傷した元オーストラリア15人制代表のヒーナン・ダニエル(33=パナソニック)について「どちらかは申し上げられないが、太腿を痛めている。元々張っている状態だった。ドクターの見立てでは(第8戦の)グラスゴーも微妙」と説明した。

 昨年、国際ラグビーボード(IRB=現ワールドラグビー)が15人制の代表選出規定を変更し、オーストラリア代表で2キャップを獲得しているヒーナンにも、日本代表の資格を得ることが可能になった。ヒーナンは昨年、日本国籍を取得。日本大会を含めて残り3戦のワールドシリーズのうち、2戦に出場すれば、15人制の日本代表資格を得られる。

 当初の見込みでは5月9、10日の第8戦スコットランド大会(グラスゴー)で条件を満たすはずだったが、今大会の欠場が決定し、第9戦イングランド大会(5月16、17日)の出場が必須となった。条件を満たせなければ、9月に開幕するW杯イングランド大会の出場はアウト。1メートル96の大型ロックのメンバー入りを見込む15人制のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチにとっても、大きな誤算となる。

続きを表示

2015年3月31日のニュース