居反り・宇良 基本を再認識 相撲教習所に初通学

[ 2015年3月31日 05:30 ]

真剣な表情で相撲の歴史の教科書を読む宇良

 居反りなどの奇手を武器に角界に入門した宇良(22)、幕下10枚目格付け出しの御嶽海(22)ら春場所デビュー組が30日、国技館内の相撲教習所に初通学した。

 教習所とは新弟子が半年かけて相撲のいろはを学ぶ養成所のこと。この日は江戸東京博物館・竹内誠館長による相撲史の授業が行われた。竹内氏は相撲の歴史を説明した上で「四股などの基本がないと応用はない。大関・琴ケ浜の内掛けは相手が来ると分かっていても掛かる名人技だったが、そうなるためには基本を人よりやらないといけない」と力説した。大学3年から居反りを始めた宇良は「僕も相撲をやってきた18年間基本をやり続けてきて、応用をしたのは2年だけですから」と基本の重要性を再認識できた様子。御嶽海は「朝起きた時に新たな人生が始まったと感じた。まだ知っていくことがある」と心を新たにした。

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2015年3月31日のニュース