沙羅 公式練習で大飛躍 7、8日にW杯女子個人戦

[ 2015年2月7日 09:50 ]

ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子はルーマニアのルシュノブで7、8日に個人第9、10戦(HS100メートル、K点90メートル)を実施する。18歳の高梨沙羅(クラレ)は6日の公式練習で2度とも96・5メートルまで飛び、W杯個人総合首位のイラシュコ(オーストリア)とほぼ互角だった。

 今季はシーズン途中にスキーとブーツをつなぐ金具を変更したこともあって飛躍の出来にばらつきがあるが、ようやく調子が上がりつつある。2度の飛躍練習を見守った父でコーチの寛也さんは「踏み切りのタイミングが少し遅い。でも前よりはかなり良くなっている」と評価した。

 昨季はこのルシュノブのジャンプ台で2季連続の個人総合優勝を決めた。4位に終わったソチ冬季五輪の失意を振り払った思い出の地で6試合ぶりの勝利をつかめるか。高梨は「飛距離も出て、楽しく、いい感覚で終われた。明日(7日)につなげられればいい」と本戦を見据えた。(共同)

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2015年2月7日のニュース