松山 イライラ91位発進…“因縁の相手”に屈辱7差

[ 2015年2月7日 05:30 ]

第1ラウンド、2番でパットをする松山英樹

USPGAツアーファーマーズ・インシュランス・オープン第1日

(2月5日 米カリフォルニア州ラホヤ・トーリーパインズGC北コース=7052ヤード)
 北コースを回った松山英樹(22=LEXUS)は1イーグル、1バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの73で暫定91位と出遅れた。南コースの石川遼(23=CASIO)は3バーディー、3ボギーの72で暫定67位。タイガー・ウッズ(39=米国)は2オーバーで迎えた北コースの12ホール目で腰痛のため棄権した。ニコラス・トンプソン(32=米国)が8アンダーで暫定首位。日没のため42選手が競技を終了できなかった。

 ホールアウトした松山は不満げな表情で言った。「全体的に良くなかった。ショットもパットも良くない」。南コースに比べ距離が短く好スコアの出やすい北コースでのプレーにもかかわらず1オーバーの73。満足できるはずはなかった。

 霧のため競技開始が1時間遅延。さらに約1時間半の中断があった。スタートまで2時間半待たされた。10番から出たが、序盤はショットの精度を欠き、フェアウエーを捉えられなかった。

 12番パー3では第1打を右ラフに外し、アプローチも大きくショート。7メートルから3パットしてダブルボギー。13番も第2打を奥のラフに打ち込み、2メートルのパーパットを外した。ボールの転がりが不規則になりやすいポアナ(スズメノカタビラ)の交じるグリーンに悩まされスコアを落とした。

 後半は意地を見せた。1番パー5は2オンに成功して10メートルのイーグルパットを沈めた。2番は1メートルに付けてバーディーを奪い盛り返した。しかし6番で3パットのボギーを叩き、最終9番パー5でもスコアを伸ばせず「イーグル、バーディーと取ったのに、あの流れでオーバーしているようじゃ、どうしようもない」とイラ立ちを募らせた。

 前週のフェニックス・オープンで優勝争いの末に2位。その大会の最終日に最終組で一緒にプレーし、優勝をさらわれたケプカと再び同組で回ったが、66をマークした相手に7打差を付けられ、また屈辱を味わった。

 第2日は難しい南コースに挑む。ただ昨年の最終日に69をマークしており苦手意識はない。「スコアが出にくいと言われても、それは人それぞれだと思う。僕には関係ない。いいプレーができればスコアは伸びると思う。それに向けて修正する」と巻き返しに向け語気を強めた。

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2015年2月7日のニュース