ワウリンカ エース20本「ベストマッチ」ストレート勝ちに安ど

[ 2015年1月29日 05:30 ]

全豪オープンテニス男子シングルス準々決勝、錦織を下して4強入りし、両手を突き上げるワウリンカ(AP)

全豪オープンテニス第10日 男子シングルス準々決勝 ワウリンカ 6―3、6―4、7―6 錦織

(1月28日 オーストラリア・メルボルンパーク)
 20本目のエースで試合を終わらせた。錦織の粘りを振り切ったワウリンカは「次のセットにいったら何が起こるか分からなかった」と胸をなで下ろした。「スピードを変え、どこに打つかも変えながらやった。その点ではベストマッチの一つ」とリターンでの狙いを絞らせなかった。しかもサーブの最速は錦織の201キロに対して222キロ。それを第2セット第10ゲームで、初めて訪れたブレークのピンチで繰り出す勝負強さもあった。

 錦織のドロップショットのミスについては「不意を突かれたが風が味方してくれた。あの瞬間にドロップショットを決めるのは簡単じゃないよ」と振り返った。昨年は全豪で4大大会初タイトルを獲得し、初めて前年王者として迎えた今大会。「さらに自信を持ち、さらに攻撃的にできている。毎年進歩している」と風格を漂わせていた。

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2015年1月29日のニュース